ブログ

第27回 相続対策の基本的な考え方「相続税対策」について③

2023.08.03

相続税を抜本的に下げる方法、ご存知ですか?

こんにちは!相続未来図の志田です。
志田農園のスイカやキュウリ、ズッキーニやナスの夏野菜が
最盛期を迎えております!

私は、個人的にナスのステーキが大好きです(^^)
ナスの皮を鹿の子切り(格子状の切り込み)をして、
フライパンで焼き、
しょうゆとたっぷりのショウガでいただきますと、
もう箸とビールが止まらなくなります…

さて、冒頭の質問について、こちらは資産家さんには
大変関心深いのではないでしょうか。

前回は保有していく不動産と手放す不動産の分別について、
要するに売る物件の目線のお話をしました。

今回は相続税や相続財産の評価額の減少に効果的
お話をします。

①相続税評価額<時価の物件を買う
ざっくりとしたお話をしますと、
相続税評価額<時価
の不動産を買うことで相続税評価額が下がり、
相続税も下がります。

ただし、ただ不動産を買う‶だけ″では
収入がマイナスになってしまうことも大いに考えられ、
そんな不動産は残される次世代の家族が困ってしまいます。
物件の選定は慎重に行う必要はありますが、原則として
相続税評価額<時価の不動産を買うことで
相続税評価額が下がることを覚えておいてください。

②融資を利用して不動産を買う
①の不動産をどのように買うのかがポイントです。
ずばり、全額を現金で買うのはお勧めしません。
買う際は融資を利用することをまずは考えましょう。
融資を利用した方が良い理由は、
相続税評価額<融資金額
となった額分、相続税評価額を超える融資金額が
その他の財産に対してマイナスの効果を
もたらしてくれるからです。
例を用いてご説明します。
例:時価(売買価格)10億円の1棟レジデンスの場合
想定相続税評価額:5億円
融資金額:7億円
※諸費用は省いております。
この例の場合、
購入された方の他の財産(不動産、株式等)に対して
約2億円
(5億円-7億円)のマイナスを創り出すことが
できます。

補足:融資の利用の仕方について
融資においては、2つのポイントがあります。
(1)なるべく長い融資期間で融資を受けること
(2)できる限り安い金利で融資を受けること

(2)の金利は言わずもがなですが、
(1)についてはいろいろな考え方が有ろうかと思います。
相続未来図では基本的な考え方として
融資期間が長くなれば長くなるほど月々の返済額が下がり、
手残りが多くなるため
長い融資期間でご提案するケースが
多いです。
なるべく短い期間で融資を受けて早く返したい
という気持ちもわかります。
しかし、例えば新築の不動産を15年の融資を受けて
「借入が無くなったら利益を取ろう」
という考えで進めてしまうと大変危険です。
15年程度しますと基本的に設備等の交換や外壁、屋上防水の
補修時期が来ますし、設備の減価償却も終わる時期です。
せっかく、「やっとお金を生んでくれるようになるな」
と思っていても予想していない支出に見舞われ、
手元にお金が残りにくいのが大半のケースです。
不動産を買った当初から利益を出し、
計画的に保有できる様に適切で丁度良い融資を
利用することが重要
です。
※不動産の選定が間違っていないことが大前提です※

今回は以上です。
私たち相続未来図が実際にご提案をする際には、
現状分析に基づきご相談者さまの資産背景や融資を
どの程度受けられる可能性があるか、
そして収入がプラスになる適切な不動産であるかを
念頭に置き、ご提案しております。

次回は「渡す」についてお話します。
8月10日のブログはお盆休み期間となりますので
お休みとさせていただきます。
次回、8月17日からもどうぞよろしくお願いします。

ほうほう、なるほど。
「我が家が買うとするとどんな不動産が良いのかな?」、
「所有しているマンションの融資は
 どうにかならないかな?」
と気になる方は「相談してみる」・「ご相談はこちら」から
お問い合わせください。